いつの間にか、桜も見頃をむかえ、葉桜もちらほら、すっかり春である。
そして3月最終日。
久々のブログ更新である。
お彼岸も無事に終わり、作業場の慌ただしさも一段落といった感じだ。


今年の始めに彼岸用塔婆の材料を、例年と同じくらいのボリュームで発注したものの、新型コロナの影響で全然売れなかったらどうしようと密かに不安に思っていたが、お陰様で例年通りの流れで、お客様から御注文を戴く事が出来た。
多少、在庫が多くなってしまった材料もあるが、許容範囲内なので問題はない。


春の彼岸が終わり、ホッとはしたものの、そろそろお盆用の材料を発注しないとね。
塔婆業界は夏季(5月~8月)が繁忙期である為、同業他社との兼ね合いで、材料が足りなくなった場合、発注から納品までに通常よりも時間を要する。
そうならないように、発注枚数も少し多めに設定し、数カ月前に発注しておく訳だが、かと言って、過剰在庫になると資金繰りも大変になるので、このさじ加減が難しくもある。


彼岸中、ある材料が過剰在庫気味になりそうで焦ったが、幸いにも新規のお客様から御注文を戴き、その在庫のお陰で対応する事が出来た。
まずいと思っていた事が、後々そのお陰で良かったという展開になる事もある。
商売をしていると、そういう出来事が往々にしてある。

商いは飽きない。
昔の人は上手い事を言ったものだね。