3月最終日、久々のブログ更新である。
春の彼岸も無事に終える事が出来て、仕事も一段落ついた。


今年は例年よりも早い段階で御注文をいただいた案件が多く、納期も余裕があり、作業工程も予定が立てやすかった。
お心遣い、感謝致します。


コロナの感染状態も落ち着いてきた事もあり、法事の件数もコロナ禍以前に戻りつつあるというお寺様の声が多い。


塔婆の御注文の枚数だったり、前回の御注文からの期間を見ても、その事が如実に現れているように感じる。


ただ、今後、コロナ禍が収まった後、感染症対策を踏まえつつ、少しでも何かしらの形で檀家さんと接点を持てていたお寺さんと、それが出来なかったお寺さんとの間で、二極化が進むと私は感じている。


この数年間で、我々を取り巻く生活様式は大きく変化した。
それと同様に、人々の考え方も変化してきている。


あるお寺の御住職がこんな事を言っていた。
『極端な話、お寺が無くなったとしても、人間の生活には直接大きな影響はないんです。お寺が無くても皆さん生きていける訳ですしね。でも、そんな風に思われてしまったら、お寺は今後本当に無くなってしまいます。供養に関してのみならず、檀家さんと少しでも接点を持ち続ける努力を我々はしていかなければならないのです。』


このお寺さんは、お寺でヨガ教室を開いたり、檀家さんの金銭的負担を軽減する為に寺院葬を執り行ったりして、檀家さんとの接点を持ち続ける努力をなさっている。
今後はこういったお寺さんの取り組みも、このブログを通じて紹介出来たらと思っている。


それでは今日はこの辺で。
ごきげんよう。