以前、禅の世界を説く色紙という記事でご紹介させて頂きました、沼津市 龍雲寺様
御住職は大変奥の深い禅の思想を説いた色紙を多数お書きになっています。


先日も龍雲寺様塔婆の納品に伺った際に、今年の干支にちなんだ色紙が玄関脇に飾られておりました。
実は御住職は、わざわざ僕の為に色紙を書いて下さったそうですが、欲しいという方がいらっしゃり、また書いておくから、近くに来たら必ず寄って下さいね。』と言って下さいました。


本日、沼津方面に塔婆の納品があったので、図々しくもお言葉に甘えて龍雲寺様を訪問させて頂きました。
僕は素直な性格なので、来いと言われたら、例えそれが社交辞令でも行きます(笑)
あいにく御住職にはお会い出来ませんでしたが、奥様から御住職の色紙を頂戴しました。


今回、御住職から頂戴した色紙です。


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己は 巳も心も 已に佛なり(おのれは みもこころも すでにほとけなり)


『身も心も』
という箇所が、今年の干支にちなんで『巳も心も』となっております。
更に、ではなく已(すで)という漢字を使うことで、己・巳・已という見た目が似ている漢字が並べられております。
御住職のお書きになる色紙は、どこか必ず洒落と言いますか、
とんちが利いています。


色紙の水墨画も御住職自らお書きになっています。
ちなみに水墨画は独学で習得されたそうです。
『絵がお上手ですが、絵の勉強をされたんですか?』の問いかけに・・・
『ゲゲゲの鬼太郎かな。』と御住職。
時々、真顔で面白い事をおっしゃるので、それが妙にツボにはまってしまいます。
ユーモアの精神も忘れておりません。


龍雲寺様の山門脇の掲示板や玄関には1ヶ月毎にこうした色紙が飾られております。檀家様にとっても、お寺に行くのが楽しみになる素敵な試みだと思います。
僕自身、納品に伺う際は、今日はどんな色紙が飾られているのか毎回楽しみです。


お忙しい中、わざわざ僕の為に色紙を書いて下さった御住職
本当に有難うございました。






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