最近、ブログを更新していないので、『あいつは仕事をしているのか?』と思われても困るので、本日は作業場の様子をお届けしたいと思います。


本日は午前中、6尺神道用塔婆の加工を行いました。
神道用塔婆とは神社で使われる塔婆の事で、画像のように五輪(塔婆上部のギザギザ)がないものです。


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神道用塔婆の加工を終え、4尺塔婆の加工に取り掛かったのですが、どうもカンナの掛かりがよろしくない。
塔婆はお寺の御住職様が筆で文字を書きますから、表面のカンナ仕上げがイマイチですと、筆が引っ掛かったり、筆が傷みやすくなります。
ですから塔婆製造において、このカンナ掛けが一番神経を使います。
この作業がうまくいかないとストレスから発狂したくなります。



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カンナ刃の切れ味が悪い時は、上の画像の研磨機で刃を研磨します。
研磨すると刃は当然磨り減っていきます。
カンナ刃は1枚の金額が1万円近くするので、研磨する度にお金が磨り減っていく・・・。
そう思ってしまう私は貧乏性でしょうか?


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画像上段は新品のカンナ刃。
下段は使い込んだカンナ刃。
だいぶ磨り減っていますよね。
カンナ刃は何度も研磨しているうちに歪みが生じます。
刃先が直線のように見えても、厳密に言うと弓のように湾曲します。
そうなると木材に対して均等にカンナが掛からなくなったり、色々と問題が生じる。
今回カンナの掛かりがイマイチだったのも、それが原因でした。


新品のカンナ刃に交換して、やはり切れ味抜群!
作業も断然捗りました。
物を大切にするという観点から、刃物のような消耗品はギリギリ使えるまで使用する事も勿論重要ですが、時として、思い切って新品と交換する事も作業効率の面からも必要ですね。


そんなこんなで無事4尺塔婆の加工、及びカンナ掛けも終了し、コーヒーブレイク。
実は最近ミニストップのアイスコーヒーにはまっています。
すぐ近所にコンビニが出来たので本当便利ですわ。


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という訳で、本日6月5日の様子をざっとお送り致しました。
それではごきげんよう。






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