久しぶりのブログ更新です。
仕事をしている時に、ごく稀にですが『これぐらいいいか。』と手を抜こうとする自分がいます。
手を抜くと言っても、いい加減という意味ではなく、製品の品質的には全く問題ないのですが、作り手のこだわりからするともう少し手を加えた方がベター、そんな感じの状態です。


その場合、頭上1mぐらいの所にいるアイツが注意を促してきます。
『おい、本当にそれでいいのか?この野郎。』
頭上1mぐらいの所にいるアイツとは、心の根っこにいる自分の事で、こいつが言ってる事は大抵間違っていない。
心の根っこにいる自分は、誰しもが持っているものであり、慈愛に満ちて、メチャメチャいい奴。
こいつは頭上1mぐらいの所から常に監視している。


ただ、私も人の子、か弱い子。
納期に追われてテンパってる時は、頭上1mぐらいの所にいるアイツの言葉を無視して、手を抜いてしまう事があります。
そうするとどうなるか?
自分に自信が持てなくなってきます。
嘘つきは信用されないのと同じで、どんなに自分で都合のいい解釈をして取り繕っても、心の根っこにいる自分に嘘をついている訳ですから、無意識に自分で自分が信用できなくなってしまいます。


先日読んだ本の中に、『愛を基準にしていれば選択に迷う事はない』という一説が出てきました。
『愛』は自分と他の対象を含むが、『エゴ』は自分しか含まない。
言葉は違えど、『愛』と『頭上1mぐらいの所にいるアイツ』って似てるのかもね。


仕事も日々の生活も、頭上1mぐらいの所にいるアイツの声を極力(完全と言い切らない所は、まだ修業が足りないから許して下さい)聴いていこうと、そんな事を思った10月の夕刻でした。







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