捉え方ひとつで目の前の光景は変わる。


先日、納品に出掛けた際、工事渋滞に巻き込まれた。
車の列はうんともすんとも動かず、同じ場所に10分近く停車したままだった。

『何で進まないんだ!』
ここでイライラしだすのがいつものパターンだが、私はカーステレオのお気に入りの曲を楽しむことにした。


『ここのバスドラのリズムが渋いね。』
『このギターのリフが前半と後半で微妙に違うのか。』
普段聴き流していた細部を認識することができ、渋滞時間は音楽鑑賞の時間に変わった。


捉え方ひとつで目の前の光景は変わる。


ある製菓店にケーキを買いに行ったら、いつの間にか閉店していた。
『人気店だったのに、世の中不景気なんだな。』
そんな事を思った。
後で分かったことだが、その店はフランスに移転していた。


閉店=不景気
勝手に自分の中でそんな捉え方をしていたが、実際はそうではなかった。


捉え方ひとつで目の前の光景は変わる。


毎日寒い日が続く。
『こんなに寒いと嫌になるな。』
これがいつものお決りのパターン。
『鍋のうまい季節だな。』
全ては捉え方だ。
という訳で、私は今、もつ鍋が食べたい。


さて、仕事の話を少々。
本日は杉塔婆の加工を行った。
杉は柔らかい材質なので、カンナ刃をまめに研磨する必要がある。
(硬い材質の場合、刃のもちが良い)
通常の塔婆に比べて手は掛かるが、無事に仕上げる事が出来た。




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